成長と学習のための睡眠

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成長と学習のための睡眠

agpc2016_2_012月といえば、受験シーズン真っ只中!
深夜まで勉強している受験生は多いのではないでしょうか。「眠いけど勉強しなきゃ。」と睡眠不足のまま勉強を続けると学習効率を下げてしまいます。
また、成長期の子どもは日々、成長ホルモンの活発な分泌によって背が伸びていきます。しかし、睡眠時間が不足すると、成長ホルモンが分泌される時間も減ってしまいます。成長のためにはたっぷり睡眠を取ることがおすすめです。

 

何故睡眠をとるのか

睡眠は、体と頭を休めるための大切な時間です。
 寝ている間に一日の疲れをとり、記憶を整理しています。

勉強時間は削れないという子どもたち理想的な睡眠時間はある?

理想的な睡眠時間は人によって違います。「万人に当てはまる理想的な睡眠時間は存在しない」と医学研究でも結論付けられています。

 

知っておきたい睡眠の種類

agpc2016_2_03睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠があります。
眠りに入るとノンレム睡眠から始まり、レム睡眠になり、またノンレム睡眠になるという繰り返されます。ノンレム睡眠からレム睡眠が終わるまでは約90分周期です。
最初のノンレム睡眠の※徐波睡眠時には成長ホルモンの分泌が一番盛んになると言われています。
成長ホルモンを多く分泌させるには、眠り始めて3時間はしっかり眠る必要があります。
睡眠は3時間間隔が丁度いいと言われることがあるのは、このためです。しかし、実際は3時間だけでは足りません。成長ホルモンが分泌されたあと、身体に巡らせる時間が必要だからです。
 ※余波睡眠は、一番深い睡眠で一般的には就寝後約30分~1時間位とされています。

 

心の成長と睡眠

agpc2016_2_02学年が上がるほどに、塾や習い事が増え就寝時間も遅くなります。就寝時間が遅いと、朝はなかなかスッキリと起きられません。寝起きの悪さは注意力を低下させてしまいます。中高校生の場合、寝起きの悪い生徒ほどイライラしやすく、学校の授業への意欲も低いそうです。
どの年代でも共通して言えるのは、寝起きが悪いと心身が不安定になるというこです。

 

 

理想の睡眠とは
 ☆寝つきがよく
 ☆途中で目覚めない
 ☆寝起きはすっきり起きている
 ☆だるくない

理想的な睡眠時間はこれらを指標に、自分にどれくらい睡眠が必要なのかを見定めて、勉強の計画を立てましょう。