肌は腸を写す鏡

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肌は腸を写す鏡

c2015_11_01東洋医学では「皮膚(肌)は腸を写す鏡」だといわれます。皮膚(肌)をみればその人の腸の状態がわかるという意味です。いまや常識になっている便秘=ニキビ・肌荒れですが、 これは腸に溜まった老廃物や毒素が腸壁から毛細血管に滲み出て、全身をめぐり、表(肌)にあらわれるからです。

 

 

フェノール類が影響

c2015_11_02c2015_11_03フェノール類は腸内細菌が作り出す腐敗産物です。ビフィズス菌などの善玉菌が減って、悪玉菌が増えた腸内環境では、悪玉菌が作り出すフェノール類が増加します。
さらに便秘による腸への長期蓄積もあって、体内にたくさんのフェノール類が吸収されます。
フェノール類は生体内で様々な悪影響を示すことから、血液や尿中のこれらの濃度は腸内環境の悪化の指標にされています。
それが血流を介して皮膚に到 達し蓄積すると、表皮細胞の 正常な分化に変調を来たし、 皮膚のくすみや乾燥が起こり やすくなるのです。
さらに怖いことには、口臭が強く なったりもします。

 

 

c2015_11_04女性は周期がありますので、腸 の働きもばらつきがあります。たとえ ば生理前や妊娠中は女性ホルモンの一種プロゲステロンの分泌で腸内の水分吸収が活発になり、便の水分が吸収されて固くなるため便秘になりがちです。
そんなときにも食物繊維やオリゴ糖を意識してお食事を摂ると良いですね。

 

 

腸内環境改善のポイント

1.食事でオリゴ糖、食物繊維を意識して取る

2.乳酸菌やビフィズス菌など足りない善玉菌を食べて補う

3.適度な運動をする

4.ストレスを溜めない

 

上記は全て大切なのですが、一番大切なのはオリゴ糖や食物繊維の摂取です。
食物から直接摂取した善玉菌は排出されてしまうのに対して(腸内を通過する事で整腸効果はあります。)私たちの身体の中に元からある善玉菌は増やしたり活性化することが出来るからです。
そして、その為に必要なものが善玉菌のえさです。
オリゴ糖や食物繊維は腸内に存在する善玉菌の「エサ」になる為、腸内の善玉菌を活性・増殖させる事が可能なのです。オリゴ糖はバナナ等の果物に含まれていて、食物繊維は、野菜や果物に豊富に含まれています。c2015_11_06