いまさら聞けない「アミノ酸」の基礎知識!

amino

 

アミノ酸
すっかり良く聞くようになった「アミノ酸」なんとなくよさそうだけど。。。と思っている方も少なくないでしょう。アミノ酸は使い方次第でとてもいいサポートをしてくれます。ここでいちどアミノ酸の基礎をおさらいしておきましょう。
 

2016_5_1 筋肉、皮膚、髪の毛、臓器、血液はすべてタンパク質です。このタンパク質はアミノ酸が集まって出来ています。
たとえば、筋肉は水分を除いた約80パーセントがタンパク質でできています。
スポーツをすると筋肉はダメージを受けます。
そのダメージをうけた筋肉の修復のためにタンパク質が必要となります。体作りにはタンパク質は欠かせない栄養素です。


栄養素であるタンパク質はそのまま体内では利用できません。一度、体の中でアミノ酸に分解されて初めて使える形になります。アミノ酸は肝臓に蓄えられ、必要に応じていくつかが結びつきあってタンパク質に再構成され体の至る所に送られていきます。2016_05_2

自然界には500以上を超えるアミノ酸がありますが、身体をつくっているのはそのなかのたった20種類。この20種類のアミノ酸が結びつきをかえて、各身体のパーツをつくっているのです。

 

アミノ酸の中には9種類の身体の中でつくることのできないアミノ酸があります。(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン)そのため、これらは食品から取り入れないといけない必須アミノ酸と呼ばれます。乳幼児においては、アルギニンも必須アミノ酸の仲間。一方体内で合成して人間が自分で作り出せるアミノ酸は非必須アミノ酸といいます。

 

この9種類の必須アミノ酸はすべてバランスよく揃っていることが大切だと考えられています。そしてそのアミノ酸のバランスの良さを数値化したものがアミノ酸スコアです。すべての必須アミノ酸が十分な量含まれているとアミノ酸スコアは100になります。例えば卵、牛乳、納豆、枝豆、かつお、さんま、ぶり、鶏肉などです。

2016_5_3それぞれの食品から補給できるアミノ酸の種類は異なります。だから普段の食生活で動物性も植物性のタンパク質も色んなタンパク質をバランスよくとることが大切です。

タンパク質は重要ですが、厄介なのが食品に含まれる脂質です。特に動物性のタンパク質食品のアミノ酸比率は人間にかなり近いものです。つまり効率よく体に必要なアミノ酸補給ができるのです。しかし、同時に多くの脂質も一緒に摂取することがあります。

そのためアミノ酸の状態で飲むサプリメントの場合脂質が少なくなるメリットがあります。さらにタンパク質を1度分解すると言う手間がはぶけるメリットがあります。

タンパク質がアミノ酸に変わり消化されるまでが約3~4時間と言われています。これに対してアミノ酸サプリの場合はわずか20から30分。内臓の機能が衰えているときや、運動中や速やかに筋肉の疲れをとり覗きたい時などアミノ酸のサプリが有効なのはこうした理由です。
日ごろからしっかり食事でアミノ酸を取れている人はそう多くないと言われています。成人男子に1日に必要なタンパク質は70グラム。1日に一食抜いただけで充分なアミノ酸を取ることが難しくなるのです。

さらに、タンパク質を体の材料にして成長するためにはきちんと眠ることが大切です。眠っている間に成長ホルモンが活発に分泌されて体が修復され成長していきます。ちゃんと食べたからと言って夜更かししていては無駄になりかねません元気に食べて静かに眠るこのメリハリもとても大切です。

 

よくあるFAQ
●タンパク質とアミノ酸サプリを一緒に飲むと効果的?

タンパク質が小腸から吸収されるまでに3~4時間かかります。そのため食べ物と一緒にサプリをとってしまうと吸収時間が引き延ばされてしまいます。消化吸収の時間を早くしたいときにはに気をつけてアミノ酸を取ってください。

●どんなアミノ酸が良いですか?

粉末、顆粒、ゼリー、ドリンク。様々な形のアミノ酸サプリメントがあります。アミノ酸を有効利用したいのであれば含有量で選ぶのが1番良いのでしょう。粉末や顆粒がとてもオススメです。