L-シトルリンとは？

シトルリンとは、1930年に、日本の研究者がスイカの果汁から発見したアミノ酸です。そのアミノ酸の中でもたんぱく質を構成しない 『 遊離アミノ酸 』 の一種で、 体内にくまなく存在しています。

＜浮遊アミノ酸とは＞身体の中には、タンパク質を構成する20 種類のアミノ酸のほかにもさまざまなアミノ酸が存在しています。その一つが「遊離アミノ酸」と呼ばれるもので、いわゆる体内にあるアミノ酸の在庫みたいなものです。浮遊アミノ酸はタンパク質と結合せずに体内をめぐっているのです。そしてどこかでアミノ酸が不足するとアミノ酸を集めタンパク質作りを行います。

シトルリンという名前はスイカの学名Citrullus vulgaris(シトルラス　ブルガリス)から名づけられたものです。シトルリンはスイカの原種といわれているカラハリ砂漠の野生スイカに多く含まれており、光が強く乾燥した過酷な環境で生きていくのに重要な役割を果たしている成分だと考えられています。そのほかにもシトルリンは、スイカ や キュウリ などの ウリ科の野菜に多く含まれています。

強い乾燥地帯、そして強光のストレスも伴う“砂漠”という過酷な環境で生息する野生スイカを守る成分が「シトルリン」なのです。

強い光を浴びたり、ストレスを抱えると体内の活力がなくなり、体をさびさせてしまいます。シトルリンには、このさびを増やさない能力を身につけているのです。その他に、体内でNO【一酸化窒素】サイクルを起こし、アルギニンと同様に成長ホルモンをサポートする力や、増やす働きもあるのです。

シトルリンとアルギニンは別の物質なのですが、兄弟のような関係で実は人間の体内でお互いへと変化しあっています。つまりシトルリンは体内でアルギニンへと変化します。またアルギニンはシトルリンへと変化する事を繰り返すのですが、アルギニンからシトルリンに変化する時にNO【一酸化窒素】が産出されます。この一連のサイクルの事をNO【一酸化窒素】サイクルと呼んでいます。

このようにして生み出されたNO【一酸化窒素】は、全身のめぐりをよくする働きがあります。めぐりがよくなると女性では多い“寒がり”や“むくみ”を和らげることにもつながり、男性であれば運動パフォーマンスアップや運動後の負担を戻す力が早くなります。そして年齢と共に気になる“つまり”も起こりにくくなるのです。めぐりをよくして柔軟性を保つことこそ、健康と若々しさを保つ秘訣といえます。このように人間の健康状態を左右するNO【一酸化窒素】と言う物質はとても大切な役割を担っていて、それを作り出すシトルリンとアルギニンも非常に重要なアミノ酸なのです。しかし食品内に含まれるシトルリンの量はごくわずかなため、食事だけでシトルリンを補うのは難しいのです。そこでサプリメントの登場です！しなやかでイキイキと輝く生活を手に入れてみませんか？