ビタミンの種類と働き

私たちが生きていくうえで、必要な3大栄養素と呼ばれているのが「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」です。
そして微量栄養素と呼ばれるのが「ビタミン」「ミネラル」の二つで、これらを合わせて、５大栄養素と呼ばれます。

ビタミンやミネラルは、たんぱく質や脂肪などのエネルギーが循環する過程で、「潤滑油」のような役割をします。そのため、量は少量でも、必ず摂取しなければいけない栄養素です。

しかも、体内では生成されないため、食べ物から摂取しなければいけません。

ビタミンには水に溶ける「水溶性」のビタミンと、水にはとけず、油に溶ける「脂溶性」のビタミンがあります。
現在、脂溶性のビタミンは４種、水溶性のビタミンは１２種あり、ビタミンC（L-アスコルビン酸）は水溶性のビタミンになります。

水溶性ビタミン（水に溶ける） 名称 化学名 1日の 摂取目安量 ビタミンB1 サイアミン 1.0ｍｇ ビタミンB2 リボフラビン 1.4ｍｇ ビタミンB6 ピリドキシン 2.2ｍｇ ビタミンB12 コバラミン * 3μｇ ニコチン酸 ナイアシン 17ｍｇ 葉酸 プテロイルグルタミン酸 * 400μｇ パントテン酸 パントテン酸 * 3-7ｍｇ ビオチン ビオチン * 0.5-2ｍｇ コリン コリン 所要量 未決定 ビタミンC アスコルビン酸 50ｍｇ ビタミンP ルチン、ヘスペリジン、エリオシトリン 60ｍｇ ビタミンU メチルメチオニンスホニウム

脂溶性（油に溶ける） 名称 化学名 1日の 摂取目安量 ビタミンA レチノール 2.500IU ビタミンD カルシフェロール 400IU ビタミンE トコフェロール 10-15ｍｇ ビタミンK フィロキノン 1-2ｍｇ ※1日の摂取目安量は成人男性となります。 * はアメリカでの所要量となります。