カルシウムを食べると背が伸びるって本当?
カルシウムで背はのびますか?


カルシウムの役割は?
子供の成長といえばカルシウム!
と良く勘違いされています。
カルシウムはとても大切な栄養素のひとつではありますが、
カルシウムを摂取したからと言って、背が高くなるわけではないのですよ!
皆さんがご存知のとおり、カルシウムが骨を作っているのは確かです。
でも、カルシウムの役割というのは建物でたとえると言葉のとおり
「骨組み」部分。
カルシウムは体の骨組みを硬くて強くしてくれるのですが、
その骨を伸ばしてくれる栄養素ではないのです。
背を伸ばすのは?
骨を伸ばしてくれるものは何かというと「成長ホルモン」です。
骨と骨の間には、「骨端線」とよばれるスキマがあります。
この隙間に成長ホルモンが働きかけて、新しく骨を伸ばしてくれます。
この隙間は子供の頃にはありますが、大人になるとなくなります。
隙間に骨が伸びて、どんどん隙間が埋まって骨で埋まってしまいます・・・
そうなったときに成長は終わり・・・となるのです。
そして、その骨を強くしてくれるのがカルシウムなのです。
骨組みの弱い建物はすぐにつぶれてしまいますよね。
ですので、カルシウムは体の骨組みをしっかりとするために
とても大切な成分であるのは間違いありません。
でも、背の高さが気になるのでしたら、やっぱりまずは背を伸ばしたいものですね。
その成長のためのホルモンを作り出してくれる栄養素それが「アルギニン」や「アルファGPC」など。
アルギニンは成長期には必ず摂取しなければいけないアミノ酸であるのがホルモンを作り出してくれるからです。
もう少しカルシウムについてお話しますと・・・
カルシウムは骨を強くするといいましたが、
大量に一気に食べてもいけません。
骨も常に、生まれ変わっているのです。1年で全身の20~30%が入れ替わるといわれており、4~5年の周期で全く新しく骨は作り変えられているので、こまめにカルシウム補給することはずっと継続してくださいね。
骨折したらどうなるの?
骨にも自己修復能力が備わってきていて、骨の血管から出た血液が骨と骨の間を埋めてくれて一時的に骨をつなげてくれます。
そして、折れた部分に細胞が集まり、そこにカルシウムが沈着し骨を作ってくれるのです。
きちんと元の形に固定しておけば、元に戻るのはそういう理由なのです。