タンパク質について

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タンパク質について
プロテインはギリシャ語で「最重要」とか、「第一の物質」と言う意味のプロティオプスからきた言葉だといわれています。
その言葉があらわすように身体にとって最重要な物質がタンパク質なのです。
タンパク質は英語でプロテインといいます。英語でプロテインと聞くと、なんだか体をむきむきにするサプリメントのことだと思われるかもしれません。身体の大半は水分で出来ていることはご存知だと思いますが、この水分を取り除くと身体の半分以上がタンパク質で出来ています。

 

タンパク質とアミノ酸は親子のような関係

2015_10_01スポーツドリンクなどに含まれているアミノ酸はとってもいいものだと言うイメージはお持ちだと思います。
このアミノ酸が集合したものがタンパク質なのです。言ってみれば、アミノ酸が子どもでタンパク質が親です。
私たちの身体を作っている、10万種類にも及ぶタンパク質はわずか20種類のアミノ酸が色んな順番で組み合わさってできているのです。

身体の中に取り入れられるときには、食べ物に 含まれるタンパク質がペプチドに なり、それがアミノ酸に変わり小さ な分子になりながら取 り込まれていくのです。

 

 

アミノ酸の中には自分の体の中で作られるアミノ酸と体の中では作られないアミノ酸とがあります。

体の中で作られないアミノ酸のことを「必須アミノ酸」といいます。
これは食べて補充することが必須であると言う意味で「必須アミノ酸」と呼ばれ、全部で9種類あります。
この必須アミノ酸がバランスよく含まれているほど、理想的なタンパク質とされいて、アミノ酸スコアと呼ばれる指標であらわされています。2015_10_02
このスコアは100までの数字で表され、100に近づくほどバランスの良いタンパク質だという指標になっています。
アミノ酸スコアが100の食品をあげると、 牛乳、卵、ヨーグルト、お肉類、魚類などがバランスの良いタンパク質となっています。

注意していただきたいのは、バランスの良いタンパク質は健康的な食品だという意味ではありません。タンパク質以外の脂肪なども含まれています。アミノ酸スコアが高いからと言って、肉ばかりを食べていては、脂のとりすぎになることもありますので要注意です。

 

 

プロテインは身体を作っていて、とっても大切な成分です。
必要量はその人の年齢や生活パターン、スポーツをしているかなどによって細かく違います。

一般的にはタンパク質の1日の摂取量の目安は体重1kgあたり、1~2g程度です。
細かく計算することもできます。
厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準」2010年度版から総じて言いますと、運動をする人や、成長期の人は毎日必要なタンパク質が多くなります。
それは、運動による体の損傷を修復したり、成長するための身体の生まれ変わりのためにタンパク質が必要だからです。

 

 

タンパク質を含む食品は、「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類

動物性タンパク質は、肉類や魚類、卵、乳製品などに含まれているタンパク質です。
 植物性タンパク質とは、豆類や穀類などに含まれているタンパク質です。 ともに同じタンパク質ではありますが、種類により成分が違いますので、
両方をバランスよくとることがよいとされています。