サプリメントを飲む前の下準備

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サプリメントを飲む前の下準備
「睡眠をとる」

人は寝ずには生きていけません。人生の3分の1の時間を睡眠にあてているのです。なぜ人が眠らなければならないのかはまだはっきりとした理由は科学的に解明されていません。しかし、睡眠が人の健康に大きく影響をしていることは間違いありません。

 

せっかくサプリメントを摂取しているのに、それに対応できる身体を作る準備をしていなければ、有効なサプリメントを身体に取り入れることができません。中でも、特に重要な「睡眠」良い睡眠をとることは健康を保ち、質の良い人生を送る事にもつながって いきます。

 

睡眠のメカニズム 質の良い睡眠とは
arg16_01_3睡眠はレム睡眠と、ノンレム睡眠に分けられます。レム睡眠は眠りが浅く、身体は休んでいますが、脳は起きる準備をしています。ノンレム睡眠は脳が眠っている状態です。ノンレム睡眠はさらに1~4段階に分けられ、4段階になるほど深い睡眠になります。3~4段階目の深いノンレム睡眠が質の良い睡眠です。それは、この睡眠の間に脳をしっかり休めることができるからです。このレム睡眠とノンレム睡眠が交互に繰返されます。入眠後最初のノンレム睡眠のときに成長ホルモンが一番多く分泌されます。疲労回復や身体のリカバリーもこのときに起こります。

 

冴えたアタマのために
arg16_01_1眠りの深さや睡眠の質は、記憶力や学習能力に影響を与えます。人は年齢が上がると睡眠の質を長く維持できません。そのため、小さな物音に気がついたり、途中で目が覚めたりと浅い眠りになってしまいます。それは、記憶力や学習能力の鈍化も顕著になるという研究があります。さらに睡眠は知能の発達にも重要な役割を持っています。若いほど睡眠の質が重要です。文部科学省による子どもの睡眠時間と学力の関係を調べたデータがあります。興味深い事に、成績上位の子どもほど早寝で長い睡眠をとっているのです。

 

思春期を遅らせるために
春期が始まると子どもの成長は約1年を目安に止まってしまうようです。そのため、思春期を遅らせることができれば成長の止まる時期を遅らせることができます。実は睡眠時間がこの思春期を遅らせるために重要なのです。外国の子どもたちに比べ日本の子どもたちの睡眠時間は圧倒的に短く、思春期が来るのも早いとされています。

 

成長期のために
人は睡眠中に成長ホルモンが出ます。このホルモンは成長期に身体を大きく強くするために欠かせません。成長ホルモンは、身体を大きくするだけではなく、運動によって傷ついた身体を修復したり、さらには心を軽くしてくれたりととても大切な働きがあります。

 

どれだけ眠ればいいの?
arg16_01_2理想的な睡眠時間は幼稚園までのお子さんでしたら10時間以上、小学校低学年であれば9時間、小学校高学年、中学生に8時間半以上が理想だと言われています。またこのレム睡眠からノンレム睡眠は人によって違うのですが約90分くらいのサイクルであるといわれています。最近ではスマートフォンなどで、睡眠の質を計るようなアプリも出ていて自分でサイクルを知る事もできますので自分に最適な睡眠時間を決めるのも良いかもしれません。