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60代タンパク質の摂りすぎ

2017年02月22日

タンパク質は人間にとって必要不可欠なものではありますが、偏った摂り過ぎは体によくありません。どんな栄養素においても同じことが言えますね。

 

人間に必要なたんぱく質の量は、運動をしない人の場合、体重1kg当たり約1gと言われています。
運動する人は運動量にもよりますが、約1.2~1.8gとたくさん必要になってきます。もし、タンパク質を毎日必要量の2倍以上摂っていたら摂り過ぎと言えるでしょう。これは個人個人によって生活スタイルや運動量も変わってきますので、自分自身の摂取目安はどれくらいか確認していくことも大切ですね。

 


torisugi2タンパク質と言えば思い浮かべるのが肉類です。それでは肉類を食べ過ぎるとどうなるのでしょうか。タンパク質が必要不可欠だと思い、肉をむやみやたら摂取しすぎてしまうと、お肉を調理する際の油、調味料の塩分、食品添加物等様々なものも同時に摂取することになります。そして肉自体のエネルギー量も高く、多くの脂肪がついている事から肥満や生活習慣病のリスクもグッと高まってしまうのです。

また肉類はプリン体の原料となるため、食べすぎはやはり注意したいものです。タンパク質を増やす目的で肉を摂取するのであれば、肉類だけはなく食事全体のバランスを考える必要があります。

 

 

植物性のタンパク質

torisugi3植物性タンパク質の代表的なものが大豆です。

大豆は栄養素も豊富で、素晴らしい食材です。
そして大豆に含まれるイソフラボンは、植物エストロゲンのひとつといわれ、ポリフェノールの一種女性ホルモン(エストロゲン)と化学構造が似ているため、エストロゲンの働きをサポートしてくれます。

イソフラボンの摂りすぎは更年期障害のような、体調不良を引き起こす可能性もあります。

「イソフラボンの摂取目安量は1日75mgという数値で、大豆食品がお好きな方が考えると、簡単に超えてしまいそうに思います。しかし大豆に関してはそれほど心配することはありません。
毎日毎日食べ続けての“平均値”のことなのでたまたま今日は大豆食品をたくさん食べたとしても、明日もあさっても、毎日毎日となると、どうでしょうか…? 「1日75mg」とは、長期間食べ続けての平均値のことで、安全であるとして示された数値なのです。」(フジッコサイトイソフラボンは摂り過ぎているのでは?―日本人の摂取実態―より引用)よほどのことがない限り、食べすぎということにはなりませんので、あまり敏感になりすぎないで下さいね。

 

サプリメントとして摂るタンパク質

atorisugi4それではプロテインやサプリメントからとる「タンパク質」という栄養素。これを摂り過ぎると、どうなるのでしょうか。まず、尿素となって尿から身体の外へでていきます。ここで注意しないといけないのが、身体の外にでるから大丈夫!と言うことではないのです。排出するものが増える分、日々体の状況に応じて尿を作る臓器の仕事が増えるわけで「休むまもなく疲れてしまう=負担がかかる」ということになるのです。

もう一つは、タンパク質は糖質や脂質に比べれば太りにくい栄養源ではありますが、最終的は糖質とほぼ同じだけのエネルギーを生み出します。そしてこのエネルギーが余ってしまえば、体脂肪として体に蓄えられることになるのです。つまり必要以上にタンパク質を摂りすぎると、筋肉以上に体脂肪が増えてしまう危険もあるということです。

これはどのサプリメントにおいても言えることですが、闇雲に大量摂取しても意味がない。ということは知っておくことが大切です。


とくに身体の老廃物を分解して、身体の外へ排出する肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、神経が通っていないため、多少の機能低下ではほとんど自覚症状は見られません。
疲労していることに気づかず、知らないうちに酷使している恐れがあります。肝臓の機能低下による症状として体のだるさ、脱力感、不眠、吐き気などの症状が見られます。
また、タンパク質を摂りすぎたなと思う人は身体のどこかに変化も現れてくるはずです。もし、プロテインを飲んでいて調子があまりよくないなと感じた際は、量を調節することをおすすめします。


またタンパク質というのは必要性が高い反面、分子の構造が複雑で身体の中に取り込まれるまでにとても時間がかかる栄養素でもあります。ですので、毎日同じ量を飲むにしても水で薄めて複数回にわけることもおすすめです。そうすると、身体の中で分解する際の負担が少なくなるのです。


そして、タンパク質は体内で貯蔵ができません。一度にたくさん摂取して体内に溜め込むことができないため、“毎日”必要な量を摂取しないといけないのです。

通常の食事で過剰摂取といったことはほぼないと思われますが、サプリメント等でプラスアルファ摂取する際は、摂取目安量をきちんと確認してくださいね。


いずれにせよ、疾患をお持ちの方やお薬を飲まれている方はサプリメントを摂取する際は必ず医師に確認することを勧めています。もし飲んでもよいといわれていても摂取量は違ってきますので、必ずご自身の身体を良くわかった上でサプリメントを有効活用できることがベストですね。