簡単!子どもダイエット

2016年11月08日

我慢するダイエットはできない
簡単!子どもダイエット


 子どものダイエットをスタートするには健康であることが前提です。

子どもの肥満
太ってしまう理由は、単純に食事で摂取したカロリーより、活動した量が少ないため余分なエネルギーが脂肪に変わってしまうからです。
そして、子どもの肥満の原因の殆どは生活習慣から起こるものです。
不規則な生活や食習慣が太りやすい身体を作り負のスパイラルを引き起こし ます。

運動をしていないのに食べ過ぎたり、朝から晩までダラダラ食べる習慣を続けていると健康を害してしまいます。 子どもだからこそ簡単にできるダイエットで肥満をストップさせましょう。

 

子どもの肥満は主に肥満度というものを使って判断されます。
肥満度は標準体重に対して実測体重が何%上回っているのかを示します。

肥満度(%)=(実測体重-標準体重)÷標準体重×100
(※標準体重は全国調査での各年齢、身長における標準体重を基準に使用します。)

適正範囲は±10%

幼児期:+15%以上:肥満

学童期以降:+20%~30%:軽度肥満

+30%~+50%:中等度肥満

+50%以上:高度肥満

‐10%以下:やせ

子どもだから動くようになったら自然にスッキリしてくるだろうという考えでは、大人になってそのまま肥満になってしまう可能 性があります。

 

子どものダイエットで気をつけること

kodomodiet☆必要以上に体重を落とさないこと。 体重を一気に減らさないこと。

☆自分を追い詰めないことです。

ダイエットで一番に思いつくのが食事制限ですが、ただ単に食べなければ痩せると言う安易な考えはいけません。

成長過程の子どもにとって食事を制限するということは成長を止めてしまうことにもなりかねません。

kodomodiet1学童期成人の必要量に近い栄養素が必要なので注意が必要です。
特に間食時のお菓子は栄養が偏りがちです。

この頃に不足しやすいと言われる栄養素はカルシウム、鉄、食物繊維といわれていますので給食のない休日は積極的に摂るように心がけて下さい 。
また、給食で嫌いなものが多いと、間食の量が多くなってしまいます。 市販品は手軽ですが高カロリーな物が多いので毎日の間食には向きません。毎日高カロリーなスナック菓子を食べてしまうと肥満につながります ので気をつけましょう。

 

 

思春期必要なエネルギー量が最も高い時期になります。

成長のラストスパートでこの時期に栄養不足や偏りで発育が抑制されると将来の健康に 悪影響を与えかねません。

自分で選んで食事をする機会も増えますので正しい知識を身につけて正しい生活習慣を実行することが大切です。

給食 で補えていた栄養素も給食がなくなることで不足しやすくなります。
特に、タンパク質、カルシウム、ビタミン、鉄の不足に注意が必要です。

 

kodomodiet3女子においては特に太っているわけではないのにダイエットをを始め、必要以上に食事量を減らしたり抜いたりしてしまうことが多く見られます 。

これは体重の減少だけでなく不可欠な栄養素が不足し貧血や体力低下、食欲不振や月経異常を引き起こすことがあります。

欠食や極端に食事量 を減らすダイエットは中止しましょう。

 

 

 

朝食抜きはやめましょう

摂取カロリーを減らす為にやりがちなダイエットが朝食抜きです。 ダイエット中に朝食を抜いてしまうと生活リズムが崩れ太りやすい体質を作ってしまいます。 朝食は必ずてべて活動しましょう。

 

よく噛んで食べましょう

diet4肥満の子どもによくある食べ方として「早食い」があります。
早食いはよく噛まずに飲みこむので、噛む事で刺激される満腹中枢が「満腹」とい うサインを出す前にどんどん食べてしまうので、過剰に食べてしまい太ります。

周りの人と比べて子どものペースを確認してみてください。

また、硬い食材を選ぶのも早食いを防ぐコツです。
玄米やこんにゃく、根菜類など繊 維質の多いものは食物繊維もしっかり摂れますし噛まないと飲み込めないのでおすすめです。
お菓子の買い置きはやめましょう。
常に目の届くところに食べ物を置いて置くのはよくありません。
お腹がすいていないのに食べてしまったり、食べ続ける原因になるからです。

 

食べ過ぎると「胃が大きくなった」と表現しますが、食べ過ぎは胃の大きさの違いではありません。一般的な胃の大きさは殆ど変わりません。た くさん食べてしまうのは胃の大きさではなく脳が食欲を感じているからです。

食欲を調整しているのは、脳にある満腹中枢と、摂食中枢(空腹感を 感じる)のバランスです。
食事をすると血糖値があがり、満腹中枢を刺激して満腹を感じます。
満腹を感じる一番の刺激は血糖です。

血糖値が下がると空腹感が刺激され、 そのバランスをとるために、インスリンというホルモンが働きます。他にも満腹を感じるメカニズムは様々です。

満腹感を得やすい食事を摂り方は、野菜やきのこなどの食物繊維を先に食べることです。
繊維の多い食材はよく噛まないと飲み込めません。噛む事が満腹中枢を刺激しますので満腹感を得られます。

 

油ものを抜きすぎに注意しましょう

ダイエット中に揚げ物などの脂分を避けるのはいいのですが、脂分を極端に減らしてしまうと満腹感が得られません。

 

脂質は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分けられます。

「飽和脂肪酸」は肉やバターなど動物性の脂肪で消化に時間がかかるので脂肪として蓄積されやすくなります。

「不飽和脂肪酸」には一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けられ、
一価不飽和脂肪酸はオリーブオイル、キャノーラオイル、アーモンド(ナッツ類)、アボカドがります。これらは、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
多価不飽和脂肪酸は、DHAやEPA、リノレン酸などです。

 

どの脂肪酸も身体に必要な脂分なのですが、特にダイエット中は、「一価不飽和脂肪酸」を多く含む食品から脂質を摂取すると効率的です。

 

おやつはナッツや果物やヨーグルトを

kodomodiet5学校から帰宅してすぐに「お腹がすいたー」と言われるときは、おやつにはナッツや果物にしましょう。
上記で述べたようにナッツは一価不飽和脂肪酸でコレステロールを減らす働きがあり、繊維を含んでいるので満腹感を得やすいのです。

果物も繊維が豊富で水分も含みますので満腹感を得られます。

 

 

おからパウダーを活用

おからには大豆由来の優れた栄養があります。
豆乳や豆腐だその大豆食品を作るときには必ず「おから」が出ます。 おからは大豆から豆乳をしぼったあとの残りかすです。だけど、ただのかすではありません。皮や胚芽の食物繊維が殆ど残ります。

おからは水分を吸って膨らむので食べ過ぎが抑えられます。

食事と一緒に摂れば栄養バランスの取れた食事になり、一緒に食べた脂肪を便と一緒にながしてくれます。

おからパウダーは消化がゆっくりになって腹持ちもいいのでお腹がすきにくく1日の食事量も調整しやすくなります。 低カロリーなのでダイエットに最適です。