オリゴ糖の成分はありがたい
オリゴ糖は善玉菌のえさになってくれるとてもありがたい成分で、天然にもたくさん存在していて、わたしたちが普段食べる食品の中にも存在しています。できれば天然生活にこだわりがあって、食品からオリゴ糖を取りたいと思われる方も多くいらっしゃるでしょう。
ここでは、オリゴ糖はどんな食品に含まれているのかご紹介します。
まず、オリゴ糖にはたくさんの種類があるのをご存知でしょうか? 代表的なオリゴ糖の種類としては、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ビートオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、乳果オリゴ糖(ラクトスクロース)、キシロオリゴ糖、コーヒーマンノンオリゴ糖などがあります。 本当にたくさんありますよね。 それらのオリゴ糖の中に入っている食品は下記のようになります。
フラクトオリゴ糖 | ショ糖に1〜3個の果糖が結合したもので、難消化性のオリゴ糖 アスパラガス、にんにく、ごぼう、たまねぎ、とうもろこし、はちみつ、バナナなどに少量含まれています。 |
ガラクトオリゴ糖 | 乳製品などに含まれるガラクトースを主な構成単位とするオリゴ糖。乳糖に酵素を作用させたもの。 母乳や牛の初乳に含まれている |
ビートオリゴ糖(ラフィノース) | ビート(甜菜)に含まれるオリゴ糖でラフィノースとも呼ばれる。天然のオリゴ糖といわれている。 ビート(甜菜) |
イソマルトオリゴ糖 | 代表的な単糖のひとつであるグルコース(ブドウ糖)を構成糖とするオリゴ糖。食品に旨みやコクを与える。 大豆、みりん、はちみつ、みそ、しょうゆなど |
乳果オリゴ糖(ラクトスクロース) | ショ糖と乳糖から作られるオリゴ糖。砂糖を加えたヨーグルトの醗酵過程で微量つくられる |
そのほかコーヒーにはコーヒーマンノンオリゴ糖、たけのこやとうもろこしにはキシロオリゴなどが含まれています。
しかし、これらの食品の中にたくさんオリゴ糖が入っているかといえば残念ながらそうではありません。すべての食品に含有されている量はほんの少量だけなのです。
たとえばオリゴ糖の含有が多いとされている甜菜糖を見てみましょう。
なかに入っているビートオリゴ糖(ラフィノース)の量はたった100g中5g。すなわち5%だけしか入っていません。
もし、5gのオリゴ糖を食べようと思うと、100gの砂糖を食べなければいけない計算になります。
もし、甜菜糖からオリゴ糖を摂取するとなると100g中のカロリーはで390キロカロリー。
毎日こんなにたくさんの砂糖を食べると体によくありませんね。甜菜糖からできるビートオリゴ糖をのカロリーを考えると、5gあたり8.75キロカロリーです。
やはり、、オリゴ糖をしっかりと健康的に摂取したいのなら、オリゴ糖をそのまま健康食品(甘味料)として食べるのが賢い方法です。
オリゴ糖を食べるときに、できれば一緒にビフィズス菌入りのヨーグルトを一緒に召し上がることをお勧めします。
オリゴ糖は善玉菌であるビフィズス菌のえさになって、ビフィズス菌を増やしてくれます。
ビフィズス菌もオリゴ糖と一緒に食べることで善玉菌を増やす好循環が生まれます。