アルギニンと高野豆腐
アルギニンはアミノ酸のひとつで、広く食品に含まれています。また体の中でも作られる身体にとってとても大切な成分です。
しかし、残念ながら食品の中にあまり多くのアルギニンが含まれておらず、少量ずつのアルギニンが含まれています。 特に鶏肉や牛肉などタンパク質の多い食品に含まれています。
タンパク質はアミノ酸が集まってタンパク質になるのですから、タンパク質の多い食品にアルギニンが多いというのは納得ですね
さて、それではそれらからアルギニンを取るのもよいのですが、お肉類にはやはり油分やコレステロールもありますね。そのため高カロリーになるのも健康のためによくありません。
そこでおすすめなのは大豆成分です。大豆もタンパク質が豊富に含まれていますし、油分などを気にする必要はありません。
しかしお子様にはあまり大豆ばかりをたべさせるのも気になるところです。というのは大豆にはイソフラボンの成分がはいっています。大豆イソフラボンは成人の女性にはエストロゲンに似た働きがあり、ありがたい成分なのですが、まだ二次成長のおわっていない子供には多量の摂取はおすすめできません。どんな食品もほどほどに。。ですね。
ちなみにイソフラボンの1日の摂取量の目安は、上限として70mg〜75mgとなっています。 そのうち、特定保険用食品やサプリメントなどでイソフラボンを摂取する場合は、1日あたり30mgまでと上限が決められています。
残りの40mg〜45mgは大豆イソフラボンを含む食品で摂取することになります。
さて、その大豆成分の中でアルギニンが多く含まれているといわれているのは「高野豆腐」です。
☆大豆食品のアルギニン含有量100g中(五訂食品成分表)
・味噌・・・910mg
・納豆・・・940mg
・油揚げ・・・1500mg
・大豆・・・2800mg
・高野豆腐・・・4200mg
圧倒的に高野豆腐にはアルギニンが含まれていますのでたしかに高野豆腐はとても優秀です。
ちなみに、タンパク質としてアミノ酸を取り込みたい場合にはビタミンがとても重要だといわれています。
特にビタミンB6を一緒に摂ることが大切と言われています。ビタミンB6を多く含むのはにんにくやマグロなどです。
しかし、成長のためにアルギニンは約3g程度必要といわれています。そう考えると、毎日毎日高野豆腐ばかりを食べるのもつらいものです。そんな時にはサプリメントで補うことも考えるとよいでしょう。