アルギニン摂取量

アルギニンはアミノ酸の一つです。アミノ酸はたんぱく質を構成しています。そしてたんぱく質がアミノ酸となり体に取り込まれていくのです。

そんなアミノ酸ですが、今分かっているだけで５００種類以上のアミノ酸の種類があるといわれています。 この中のわずか２０種類だけが体を構成していてます。

必須アミノ酸がテストに出るという人にはお勧めの覚え方です。
「椅子を独り占め！」

ふ　　　フェニルアラニン　　　ひ　　　ヒスチジン
ろ　　　ロイシン　　　　　　　と　　　トリプトファン
ば　　　バリン　　　　　　　　りじ　　リジン
（で）　　　　　　　　　　　　め　　　メチオニン
い　　　イソロイシン
す　　　スレオニン
（を）
    

さて、その必須アミノ酸の中にはないアルギニンですが、
成長に深く関わっているため子どもの時には
たくさん必要になるアミノ酸です。そして大人になっても
アルギニンは必要なのですが、
体の中で作られる量で足ります。
そのため、大人になると必須アミノ酸ではないのに、
子どものときには必須アミノ酸として
食べ物から摂取しなければいけないアミノ酸になります。
とても珍しいアミノ酸なのです。
大人の時には９種、子どもの時には１０種の
必須アミノ酸があるということになります。

ではアルギニンはどの程度が摂取する必要が
あるのでしょうか？
まず、目的によって変わるとされています。
美容やダイエットを目的とする場合には
４ｇ程度（体重６０キロを目安）と言われています。
成長を目的とした場合
子ども（６歳以上）で３〜４ｇ程度
トレーニングをの補助としては５ｇ程度
とされています。

それでは、アミノ酸ではなく、たんぱく質を摂取することで
アミノ酸を取り入れてはどうか、という話になりますが、
それも大変良い方法です。
たんぱく質はアミノ酸で構成されていますので、
たんぱく質の中から「アミノ酸スコア」が高いほど
バランスよくアミノ酸を摂取できます。

バランスを考えるとたんぱく質に、体に取り込まれる速度を
考えると、アミノ酸に軍配が上がります。
たんぱく質を体の中でアミノ酸に変えなければいけないので、
多量のたんぱく質を摂取すると体が悲鳴をあげる場合もあります。
そのため、たんぱく質の摂取量には充分注意が必要です。
どちらにしても、多量摂取することは避け、用量を守って
サプリメントを上手に健康生活に取り入れてくださいね。